こんにちは!今回は、グランドキリン ディップホップ ヴァイツェンボックのレビューをご紹介します!
『グランドキリン ディップホップ ヴァイツェンボック』は、エールタイプならではの華やかな香りと小麦麦芽による滑らかさ、そして飲みごたえが両立したクラフトビールです。ホップは豊かで奥行きのある香りと、上質な苦味が特徴のチェコ産ザーツホップを使用。アルコール度数を高めることでしっかりとした飲みごたえが楽しめる無濾過ビールになっています。
ちなみにザーツホップとは、チェコの北部にある都市『ザーツ』で主に栽培されているホップのこと。良質な苦味があるのが特徴で、サントリーのプレミアムモルツにもこのザーツホップが使われているそうです。
もうひとつちなみに、無濾過(むろか)ビールとは、ビール酵母をろ過しないで残したまま製造するビールのことで、ビールに濁りは残りますが、フルーティーな香りや濃厚なコクを生み出すことができます。
ヴァイツェンボックとは白ビールのこと。ヴァイツェンは白という意味があり、ボックはアルコール度数の高いビールのことです。南ドイツの伝統的なビールとして有名です。
容器はワンウェイ瓶。持ちやすく飲みやすい広めの飲み口が特徴です。近年こういったクラフトビールの需要が高まっていて、日本でも若い年齢層を中心に、多種多様なビールを楽しむのがおしゃれになってきています。各メーカーもこういったワンウェイ瓶のクラフトビールの販売が増えてきています。
『無濾過ならではのまろやかさ、ふくよかな薫りと深い余韻を、ゆっくりと愉しめる一本です。』香りを『薫り』と表現し、楽しめるを『愉しめる』に変更しているところに味が感じられる文言です。商品の質の高さが感じられる文章でもありますね。
アルコール度数は7.%とビールにしてはやや高め。パッケージに成分表などの記載はありませんが、ホームページに記載がありました。
成分表です。
100ml当たり(内容量330ml)
エネルギー | 58kcal |
たんぱく質 | 0.3~0.7g |
脂質 | 0g |
糖質 | 3.7g |
食物繊維 | 0~0.3g |
ナトリウム | 0mg |
プリン体 | 計測中 |
では開けてみましょう。
ビールっぽい香りではあるんですが、なんとなく苦味が深いというか、ホップの香りが強く、それでいてフルーティーな香りもあります。外国のビールっぽさがあって、日本のビールよりも香りが強い感じ。チェコ産ホップを使っているのでそういった香りがあるんですね。ちょっと説明が難しいですが、深くて香ばしいながらもなかなか味のある香りです。
コップに注いでみました。適度な泡立ちと、少し濃い目の琥珀色。ホップの深みが感じられます。無濾過ビールなので濁りがすごいですね。
では飲んだ感想です。
口当たりはのどごし生のようにサラッとしていて飲みやすく、炭酸はやや弱め。苦味はそれほど強くなく、基本的には抵抗なく飲めると思います。
ただ、少し独特の癖があって、ホップの風味が特殊で、ウインナーを焼いた燻製の香りのような風味が混ざっている感じ。ドイツっぽいっていうのかな?それと、アルコールが強いので、すぐに体が暖かくなってきて、酔いがきますね。このレビューを書くのに頭で考えて書くのですが、だんだん考える力が鈍ってくるような酔いの速さがあります。
なかなか特徴のあるビールで、外国のビールっぽさ満載です。アルコールも、強い割にアルコール臭い飲みにくさがなく、サラッといけちゃいます。飲みやすいですね。
このビールを飲んでいると、ビリヤードをしている外国のバーの風景なんかが浮かんできますね。そして大人や若者がそのバーのカウンターでこのビールを飲んでいるような、そんなイメージがあります。そういった意味では、このビールは雰囲気だけならバドワイザーっぽいのかな?
もし日本のビールに飽きているならこのビールを試してみては?新鮮な味わいが楽しめて、しっかりとした酔いも楽しめていいですよ。
評価点(☆5段階評価)
味 ☆☆☆☆ 4
香り ☆☆☆☆ 4
のどごし ☆☆☆☆ 4
飲みごたえ ☆☆☆☆ 4
酸味(苦味)☆ 0.5
満足度 ☆☆☆☆ 4