今回は、ELPA DECT方式 ワイヤレステレビドアホン DHS-TMP2320のレビューをご紹介します!
ELPA のワイヤレス テレビドアホン DHS-TMP2320は、配線工事不要、玄関カメラとモニターとの接続不要、ポータブルモニター子機付属のワイヤレスドアホンです。親機も子機も広角&ズームで来訪者の顔がはっきりと確認可能。夜間でもLEDが自動点灯することで、カラーで識別でき、逆光も補正可能の質の高いドアホンになっています。
ちなみにDECT方式とは欧州電気通信標準化機構の商標で、世界で広く普及している無線通信方式とのこと。ちょっと意味がわかりにくいですが、つまり干渉が少なくスムーズに通信ができる世界基準通信方式ということです。パソコンの無線は2.4GHzで通信しているのに対し、こちらは1.9GHzなので他の電波との干渉が少ないんですね。
今回このドアホンを購入した理由は、自分は二階で色々と作業しているのですが、一階には体調が悪く不自由な母がいます。なので、来客時に自分が出られるよう、二階にいても誰が来たのか確認でき、知らせてくれるドアホンが欲しかったというわけです。
楽天やアマゾンで色々と探してみましたが、子機が付いていてなおかつ玄関カメラが電池式というのはこのELPAのものくらいしかなかったので、選択の余地もなくこちらを購入しました。ではとりあえずレビューをどうぞ。
まずは外箱から。箱のサイズはそれほど大きいものではなく、A4の半分程度の大きさです。
裏面にはスペックや電波の特性、既設配線の使用についてなどの記載があります。まぁ一般的な家庭への設置であれば、それほど気にすることも無いのかな~って感じです。このワイヤレスドアホンは、電池によるワイヤレスにせず、玄関カメラと親機を有線で接続する仕様にもできます。
それと、玄関カメラは防水になっているので、吹き込む程度の雨には対応しています。台風やゲリラ豪雨、ましてや水没するようなことがあると破損を招くので注意です。
子機にもモニターが付いているので、誰が来たのかひと目でわかります。子機は二階にあっても一階にあっても映像の質は同じだったので、そこそこ電波の伝わりはいいようです。子機は楽天でもアマゾンでもELPAネットショップでも販売していて、3台まで登録可能です。玄関カメラも3台まで登録できるので、二世帯住宅やお店をしていて裏口などがあるという場合でも使えますね。
では開けてみましょう。
中にはいろんな機材がびっしり。きちんとダンボールで分けられていて、安くてもしっかりとした作りであることが伺えます。品質も申し分なしでした。
中にはモニター親機、子機用スタンド、子機、子機スタンド用アダプター、子機用ニッケル電池(充電式)、子機のフタ、玄関モニター、玄関モニター用のフタ、玄関モニター設置用カバー、玄関モニター設置用ビス、設置説明書、取り扱い説明書などが入っています。
まずは設置説明書です。設置説明書は冊子型ではなく1枚ものを広げる形になっています。それほど細かい指示はなく、サクッと取り付けられるくらいの内容になっているようです。一応カメラが映し出すための高さなども記載されていますね。
玄関モニターの取り付けはビス止めになりますが、壁に穴を開けるための電動ドライバーやドリルが必要になります。壁にドリルで穴を開け、付属のアンカー(ビス受け)を挿し込み、表側からビス止めするという形です。また、ドアが金属製の場合はマグネットで固定することもできますが、その際もビス止めはするようになります。盗難防止のため、ビス止めは必須です。
ちなみに分厚い取扱説明書はこちらのリンクをどうぞ。⇒取扱説明書(DHS-TMP2320)
こちらが玄関カメラ用の枠とアンカーとビスです。
上下にマグネットが付いています。
そしてこれが玄関カメラです。話すマイクもありますし、カメラもボタンも付いています。カメラにはLEDライトがあって、夜間にチャイムボタンを押すとライトが点灯します。
裏面には電池を入れるところや配線接続するための箇所があります。電池を入れたらフタをビス止めできるようになっています。
そして表面下部には、ビス止めした後に被せるフタが用意されています。金属板で本体と材質が違うのでちょっとオシャレになっています。
こちらが子機一式です。スタンドは平らな場所でないと倒れやすいので、テーブルなど安定した場所に置いておいたほうがいいと思います。
子機用スタンドにも壁掛け用の穴があるので、ビスを壁に埋め込んでかけておくこともできます。
子機内部には充電式のニッケル電池を接続して入れておきます。
電池を入れると自動で玄関カメラを検索します。特に何もしなくても勝手に感知してくれました。日付は合っていないので設定する必要があります。
メニューを押すと『再生』や『設定』、『在宅』などの項目が出てきます。画面の三角や決定文字の下に3箇所黒いボタンがあるので、それを押しながらメニュー選択をしたりします。
モードには在宅モードや外出モード、夜間モードなどがあります。家にいる時は在宅モードにしておけばチャイム音が大きくなり、お知らせ通知設定はオフになります。外出モードにしておくとチャイム音が小さくなり、通知設定がオンになって来客時の詳細などが記録されます。外出モードであることは来客者にはわからないようになっています。夜間モードはさらにチャイム音が小さくなります。(もちろんこれらは設定変更が可能です。)
子機をスタンドに挿し込み、コンセントにアダプターをさしておくことで、常に電池が満タンの状態で使えます。
こちらが親機です。コンセントコードの取り外しは不可です。こちらは画面右側の1、2、3の番号ボタンを押して操作します。子機も同じですが、来客時に通話ボタンを押すと通話が可能です。
裏面には金属のフレームがついていて、壁に取り付けて使用します。
メニューや番号ボタンを操作して日付を設定しておきました。説明書を見なくてもカンタンに日付変更ができました。適当につついてもなんとなくわかりますが、一応説明書をはじめにご確認下さいm(_ _)m
こちらが玄関カメラが映した映像が子機に送られ、画面に表示された状態です。玄関カメラを取り付け途中なので玄関の横側が写っていますが、玄関入り口の横に取り付けます。結構キレイに映ります。動画はコマ送りのようにカクカクしますが、誰が来たのかはすぐに分かりますし、全く不自由なく使えています。
カメラは『左』、『中央』『右』とボタンを押すことで、写っている来客者の右側や左側を見ることもできます。(少しの幅ですが、顔が見えなかったりする時は有効です。)
来客があったら(玄関カメラのボタンを押したら)、メニューのところが点滅します。留守にした時、来客があったことが分かるので便利です。
玄関カメラを玄関に設置しました。薄型なので、前を素通りしても邪魔になりません。デザインもいいですね。
これが玄関カメラ設置後、親機から見た外の映像です。かなりくっきりと写っているので、全く不満はありません。広範囲に映るのがいいですね。
以上、ワイヤレステレビドアホンDHS-TMP2320のレビューでした。
来客時は常に誰が来たのか録画してくれますし、全部で50回分録画されます。50回以降は古いものから消されていくので、消したくない場合は保存しておけます。また、チャイム音も音量も変更可能ですし、モニターの明るさなどの調整も自由にできます。
通話はとぎれとぎれになる可能性もありますが、欠点はそれくらいかと。今まで普通の玄関チャイムだけで過ごしていたときに比べれば、モニターも映りますし、二階にもチャイム音が響くので前とは雲泥の差になりました。来客時に誰が来たのかすぐに分かりますし、荷物が届いても業者が不在者通知を置いて帰ることもまったくなくなりました。
もちろん高性能のドアホンや新築に付いているものと比べると性能は落ちるのかもしれませんが、子機もあってモニターにもしっかりと映るので、家では大満足のアイテムになっています。
もし来客時に不自由していたり、チャイム音が聞こえない、なかなか来客時に出られないなどの問題があるなら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。比較的安価ですし子機も追加できるので、かなり使えると思いますよ。
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