こんにちは!
今回は、Velbon 卓上三脚 レバー式 EX-Macroのレビューをご紹介します!
Velbon 卓上三脚 レバー式 EX-Macroはベルボン株式会社が発売する、マクロ撮影などローポジションに特化したアルミ製ミニ三脚です。
小型サイズで軽く持ち運びにも便利な超小型・超軽量の三脚になっています。
マクロ撮影とは接近撮影のことで、花や小物を撮影したり、模型などを撮影したりします。撮影時、被写体の位置にあったカメラの設置が必要となるので、ローポジションの三脚はとても重宝します。
ではまずVelbon 卓上三脚 レバー式 EX-Macroを届いた状態から見ていきましょう。
パッケージは赤色ですね。箱に日本語はほとんど記載されていません。だいたい英語で記載されています。一部日本語です。では開けてみましょう。
三脚はナイロン製の紐付袋(三脚ケース)に入っています。移動や外出先での撮影など、紐付袋(三脚ケース)に入れておくと持ち運びに便利です。
紐付袋(三脚ケース)はメーカー名だけの簡易的なものです。
紐付袋(三脚ケース)の中には三脚と保証書付き説明書が入っています。
説明書です。説明書はほぼ全て日本語で記載されています。
縮めた状態での長さは28cm程度です。
まずは3脚の脚を広げてみます。3本の脚から中央にかけて安定させるためのステーでつながっていますが、このステー部分にはストッパー(フル開脚ボタン)がついていて、画像の位置までしか広がらないようになっています。ストッパー(フル開脚ボタン)を外すとさらに脚を広げることが出来ます。
画像の位置にあるフル開脚ボタンを押すとストッパーが解除され、さらに脚が広がります。
フル開脚ボタンを押してさらに脚を広げた状態です。このように、さらにローポジションでの撮影が可能になります。
脚は2段階で伸縮が可能です。まずは第1段階伸ばした状態です。
第2段階伸ばした状態です。コレが最高です。普通に撮影するにも問題ない高さです。全高は56.3cm程度です。
一般的な3脚と同様に、クイックシュー機構が採用されていて、カメラを簡単に取り外しできるようになっています。カメラだけでなくビデオカメラも設置可能です。
カメラを縦型にして撮影することも出来ます。この他、通常の三脚と同じように、手前の握り手部分を回転させることで、カメラの上下の向きを変えることもできますし、右サイドに付いているつまみを緩めることでカメラを左右に振ることもできます。右サイドの下にあるつまみを緩めて首を伸ばすことも出来ます。
では実際の撮影風景をどうぞ。
自分は地べたにグラデーションペーパーを敷いて模型を撮影しているので、このようなローアングルの3脚が必要でした。
正直、はじめはなぜ3脚が必要なのか疑問でしたが、一眼レフカメラでマニュアル撮影するには3脚が必要だと改めて感じました。
あくまで個人的な意見でカメラの知識も技術もほとんどありませんが、少し解説したいと思います。ちなみに自分はニコンのD5200という一眼レフカメラを使っています。
一眼レフカメラにはオートとマニュアルがあります。オートだと勝手にピントを合わせてくれてボタンを押すだけで簡単に撮影してくれます。
3脚を使う必要もなく、カシャッとシャッターも降りるので、普通に使っている分には問題無いです。ですが模型を撮影をする場合、オートだとかなり暗く写ります。
※D5200をオートで手にカメラを持って撮影しました。
この場合、かなり暗めの写真になっていることが分かります。これはシャッタースピードが早く、光の取り込みが不十分だからだと思われます。よく見ると被写体の写りも少し雑です。
この暗さに関してはオートでも設定しだいでなんとかなります。
※オートでエフェクトの『HI』という設定(明るめになる設定)で撮影しました。
この状態でも悪く無いですね。でもヤフオクでよく見かけるようなキレイな画像と比べると少し物足りなさを感じます。
この違いは何なのかと調べると、どうもカメラのきめ細かさが問題なのではなく、光の関係性が重要なのだと感じました。なので、光の取り込みかげんが調整できるマニュアルで撮影する必要があると感じました。
ただ、マニュアル撮影だと十分な光の取り込みをするために、シャッタースピードが遅くなります。つまり、オートだとカシャッとすぐに降りるのですが、マニュアルだとカ・・・・・シャと少し時間がかかります。手で持って撮影するとこのカ・・・・・シャの間に100%手がぶれてしまい、残像のような写真になってきれいに撮影することができません。
なので、これを回避するために3脚が必要になったのです。
※マニュアルで3脚を使って撮影しました。
マニュアルだとこれより明るくも暗くも調整できますし、3脚でカメラが固定されているのでブレることもなく、キレイに撮影できます。一切画像処理ソフトで調整もしていませんが、この画像の完成度になります。さらにきめ細かくシャープな写真にするには、近くで撮影するためのマクロレンズが必要かと思われます。
なので、別に模型に限ってのことではなく、小さくて近くにある被写体をキレイで美しい写真撮影するためには、3脚が必ず必要だということですね。